当会について

研究会の目的

当研究会では、欧州で活用されるラドン温泉浴の健康増進や温泉療法を医科学的に解明、追及し、これらの情報を共有して行く事を目的とする。
欧州にも広く分布するラドン温泉は、ラテン語圏を中心としたスパなどの美容・健康利用と、ドイツ語圏を中心とした温泉療法としての利用とに大別される。どちらも、ラドンから放出される低線量の放射線が肌や免疫を刺激することで得られる効果として活用されている。
また、これらの情報を日本のラドン温泉の利用や様々な方法で提供される健康法に役立てて行くため、目的の異なる1)医療、2)温泉、3)ヘルスケア、4)美容、等に区別し、それぞれに適した活用方法を模索して行くものである。
追記 ラドン温泉の効用は、ラドンから放出される低線量の放射線によるものとして世界的に理解されている。解釈の是非は様々ではあるが、現時点では、トーマス・D・ラッキー博士が提唱したホルミシス現象(ラドンの場合は低放射線ホルミシス)として基本的に理解される事が多い。

組織

当研究は日本を本部とし、オーストリア、台湾に事務局を持つ任意の団体です。

NGO欧州ラドン温泉療法研究会

日本支部(本部)
温泉の活用を図る環境省の「チーム・新湯治」の活動に参加しています。
事務局長 中村元隆
渋谷区代々木1−9−6
環境省企画「チーム新・湯治」
日本の温泉法は環境省の管轄下にあります
欧州の温泉療法病院から日本の療養泉を再考して行きます
オーストリア支部
バードガシュタインの坑道浴病院と提携している唯一の学術団体です。
事務局長 辻井一恵
Kaiser Franz Josef-Straße 14, Bad Gastein
バードガシュタイン倶楽部
ハイルシュトレン坑道浴病院との学術提携
坑道内より産出される鉱石の国内唯一の正規代理店です
台湾支部(北投温泉倶楽部・北投温泉協会と連携)
北投温泉協会と提携している唯一の学術団体です。
総経理
台湾台北市
北投温泉倶楽部(亜細亜旅遊協会)
北投温泉協会との学術および業務提携
台湾の温泉は水道局によって管理された国家財産です
■ 特別顧問
Christoph Köstinger(Gasteiner Heilstollen)

ドイツ・チェコでも事務局設置準備中

入会のご案内

詳細はお問合せ下さい。

お問合せ先 info@radonspa.jp
入会金 30,000円
年会費 120,000円
北投温泉倶楽部
20,000ニュー台湾ドル
バードガシュタイン倶楽部
1,200ユーロ

SDG’sについて考える

世界中のラドン温泉を参考に持続可能な開発の一端を考察しました。

欧州には自然療法を積極的に取り入れている病院が沢山あります。その中心は伝統医療に理解のあるドイツ語圏や東ヨーロッパです。これら多くの病院には、①地域経済に貢献できる ②自然との共存が可能である事 の内容が盛り込まれた経営計画書の提出が義務付けられます。つまり、人にも自然にも持 続可能な開発が基本とされているのです。だからこそ、これらの病院は顧客からの信頼が厚く、治療法の 選択肢としてまた生き方の選択肢の1つとして選ばれているのです。私たちが欧州を旅し続けているのは、 彼らの哲学を実体験するためなのです。

日本で語られる自然療法の多くは、非侵襲的であることの重要性やホリスティックな治療法である事の意義だけが語られたりする事が多いと思います。しかし、欧州で展開される自然療法は、今を含めた将来への生き方の哲学が実践されている事が非常に重要な要素になっているのです。つまり欧州で行われている自然療法は、顧客と共有できる経営哲学の在り方そのものが評価基準になっているのです。そして、ここには持続可能な開発と経済が共存する事で、時代が変化しても如何様にも変わる事できる経営陣の柔軟性が最大の特徴になっているのです。

世界が注目する SDGa 関連の活動目標は、私たちが将来無事平穏に過ごすための目的や手段でも有ります。これらの精神に基づき、私たちが目指すラドン(温泉)の活用には、①既存のラドン温泉にも持続可能な再開発方法を見出していく事、②日本のラドン温泉が培ってきた情報を次世代に繋いでいける事、③これらの情報が既存の考えに縛られず発展的に修正し変化し続けていける事、④地域の保全は 私たちの健康保全でもあると認識できる事、⑤これらの活動が保全だけでなく経済的発展にも繋がる計画である事、などを掲げて行きたいと考えています。

小さな活動かも知れません。しかし、自然との共存が唯一の選択肢と分かっている以上、より豊かに活 かしていく方法を今日から考えていく事が大切なのだと考えます。

Many Hospitals in Europe promote the use of natural therapies. These are mainly in German- speaking countries and Eastern Europe, where traditional medicine is well understood. These hospitals are required to submit a management plan which includes (1) a contribution to the local economy and (2) the possibility of coexistence with nature. This means that sustainable development for both people and nature is fundamental. It is for this reason that these hospitals have earned the trust of their customers, who have chosen them as a treatment option and as a way of life. We travel to Europe every year to visit them and experience their philosophy first hand.

Naturopathic medicine in Japan is only about the importance of being non-invasive and holistic. However, naturopathy offered in Europe is close to the practice of the philosophy that the individual’s vision. In other words, naturopathy in Europe is measured on the basis of a management philosophy that can be shared with clients. The important fact is the flexibility of the management team to change as times change, because sustainable development and economy need to coexist in this way.

The world’s focus of attention are the goals of SDGa-related activities, are also the goals and means to which ensure that we can live safely and peacefully in the future. We aim to use radon(onsen) in these ways: (1) Finding sustainable ways to redevelop existing radon onsen, (2) Passing to the next generation the information cultivated by radon onsen in Japan, (3) Allowing this information to continue to evolve and change without being bound by existing ideas, (4) Recognizing that the preservation of the region is also the preservation of our health, and (5) These activities are not only for preservation, but also for economic development.

This is minimum action that we can do. But as we know, coexistence with nature is the only option for our way of life and it is vitally important to start thinking about how we can make the most of this life change today.